眼科
眼科について
子どもから高齢者まで広く対応低侵襲な治療で早期回復めざす
当院眼科は開院以来、東京城西地域の眼科診療における中核的な役割を果たしてきました。小児の斜視弱視から成人の白内障や加齢性黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜剥離などまで、幅広い年齢や疾患に対応。低侵襲な治療で早期回復をめざすとともに、地域の先生方との連携に力を入れています。幅広く眼科疾患を診療する当科では、15年前の開院時より小切開硝子体手術をはじめ、ほぼすべての眼疾患で低侵襲治療に取り組んできました。白内障治療では、2.4mmの小切開で水晶体再建手術を実施。網膜剥離に対しては主流である硝子体手術で25Gの極小切開手術を行っているだけでなく、強膜バックリング治療やシャンデリア照明という特殊な方法を用いた精密な手術も行っています。白内障では、手術、レーザー治療のほか、新しい治療法である術後の眼内レンズ強膜内固定法も導入。黄斑変性、糖尿病網膜症では抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法も実施しています。緑内障においては、インプラントを用いた手術やマイクロフックを用いた眼内法による線維柱帯切開術(MIGS:低侵襲緑内障手術)にも対応可能です。また近年ではご高齢の患者さん、合併症をお持ちの患者さんが急激に増えていますが、当科では糖尿病・内分泌内科や脳神経内科との連携を一層強化し、安全に治療が進められるように配慮します。さらに、小児の斜視に対しても、必要な症例には積極的に手術を行っています。
主な対象疾患
- 白内障
- 緑内障
- 網膜剥離
- 糖尿病網膜症
- 網膜静脈閉塞症
- 黄斑変性
- 斜視
- 弱視
- 先天異常
診療内容
特色:小児から高齢者までの全ての年齢層に幅広く対応可能。診察:外来では最新の検査機器を用い、迅速な診断が可能。
手術は小児の斜視から糖尿病網膜症の硝子体手術などの内眼手術まで対応可。
診療連携:地域におけるセンター機関として、近隣開業医との情報交換、診療連携にも積極的に取り組み、難治疾患等に関しては、本郷の順天堂医院眼科や他大学眼科との協力体制がとられている。
診療方法
- 白内障:2.4mm小切開手術
- 緑内障:ハンフリー及びゴールドマン視野計 OCTによる診断。治療としては点眼治療を中心にレーザー治療、手術(MIGS、トラベクロトミー、トラベクレクトミーが中心)
- 網膜剥離:症例に応じてバックリング及び25G小切開硝子体切除による治療。
- 糖尿病網膜症:血管撮影とOCTによる診断。治療はレーザー治療、抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法 25G小切開硝子体切除、黄斑症にはステロイドテノン嚢下治療を行う。
- 網膜静脈閉塞症:基本的に糖尿病網膜症と同様。
- 黄斑変性:血管撮影(FAG ICG)とOCTによる診断、症例に応じて3種類の抗血管内皮増殖因子の硝子体注射を行っている。
- 斜視:種々の眼位検査と両眼視機能検査、必要な症例には積極的に手術治療を行っている。
- 弱視:幼少児には縞視力測定、精密屈折検査施行後に眼鏡処方及び健眼遮蔽による治療を行っている。
- 先天異常:必要に応じて全身麻酔あるいは睡眠下の検査を行い、積極的に手術治療を行っている。
診療体制
手術室では複数の顕微鏡と最新の硝子体手術装置、白内障手術装置を設置しています。外来ではスキャンレーザー及びマルチカラーレーザー装置、OCT、UBM付き超音波診断装置、小児用には手持ちの眼圧計、手持ちのレフラクトメーター、ケラトメーター、手持ちの眼圧計などをそろえています。現在は常勤医8名と非常勤医3名の診療体制で外来、入院、手術を担当しています。基本的に外来患者は午前中の診察となり、午後は特殊検査や処置、レーザー治療、そのほか特殊外来を時に行っています。また土曜も原則、予約の診察、処置となっていますが、ベットがあり医師が不在でなければ急患にも対処する方針です。診療科のご案内
眼科①眼科②
スタッフの紹介
医師名 | 職位・役職 | 専門分野 | 所属学会 | |
武居(たけすえ) 敦英 愛知医科大学2001年卒 | 診療科長 准教授 | 緑内障 網膜剥離 眼感染症 白内障 | 日本眼科学会専門医 日本緑内障学会 日本眼手術学会 | |
横山 利幸 順天堂大学1982年卒 | 特任教授 | 小児眼科
網膜硝子体 | 眼科専門医
PDT認定医 日本眼科学会 小児眼科学会 日本網膜硝子体学会 日本弱視斜視学会 日本コンタクトレンズ学会等 | |
大場 絢加 佐賀大学2017年卒 | 助手
| 眼科一般
| 日本眼科学会専門医
| |
小成 一臣 宮崎大学2019年卒 | 助手 | 眼科一般 小児眼科 | 日本眼科学会 日本網膜硝子体学会 | |
高橋 拓也 岡山大学2019年卒 | 助手 | 眼科一般 小児眼科 | 日本眼科学会 日本小児眼科学会 日本白内障屈折矯正手術学会 | |
中原 直人 順天堂大学2020年卒 | 助手 | 眼科一般 眼感染症 | 日本眼科学会 日本白内障屈折矯正手術学会 | |
岩崎 有真 順天堂大学2020年卒 | 助手 | 眼科一般 | 日本眼科学会
日本白内障屈折矯正手術学会 | |
大森 加歩 東京医科大学2021年卒 | 助手 | 眼科一般 | 日本眼科学会 ドライアイ研究会 The Tear Film and Ocular Surface Society (TFOS) |
外来診察日割表
初診受付は、月~金の午前11:00までです。診療内容により、お車、自転車等運転が出来ない場合がありますので、電車など交通機関を利用されてご来院ください。
【1号館2階】
赤字:女性医師
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 横山利幸 (眼科一般・小児眼科・網膜硝子体) | 大森加歩 (眼科一般) | 横山利幸 (眼科一般・小児眼科・網膜硝子体) | 季 品妤 (眼科一般) 11/7、14休診 | 大森加歩
(眼科一般) 11/1、15休診 | 岩崎有真 (予約) 11/16休診 |
武居敦英 (眼科一般・眼感染症) 11/18休診 | 岩崎有真 (眼科一般) | 武居敦英 (眼科一般・眼感染症) 11/20休診 | 中原直人
(眼科一般) | 高橋拓也
(眼科一般) | 中原直人 (予約) 11/16、30休診 | |
藤本啓一 (眼科一般) | 小成一臣 (眼科一般) 11/26休診 | 岩崎有真 (眼科一般) | 小成一臣 (眼科一般) 11/29休診 | 小成一臣 (眼科一般) (予約) 11/30休診 | ||
酒見郁圭 (眼科一般) | ||||||
午後 | 中原直人
(眼科一般) |