小児科
診療実績
外来基本的には一般小児外来を午前、専門外来を午後(神経、内分泌、腎臓・夜尿、血液、心臓、消化器、感染症、アレルギー、乳児健診、予防接種)に行っています。外来は、小児内科3診+小児外科1診の構成です。外来処置室には5ベッドあり、外来での点滴治療も行っています。
練馬区・中野区・杉並区他の医療施設と連携して大学病院としての質の高い医療を行っています。
入院
主に4階の小児病棟(4A)にて入院治療を行います。この病棟は感染隔離室を含めて30床あり、15歳までの急性~亜急性疾患の加療を行います。小児外科・整形外科・脳神経外科・眼科・耳鼻科などの小児患児も本病棟で入院加療を行っています。完全看護(付き添い不要)の乳幼児病棟が8床あるのが特徴です。病棟は明るい斬新なデザインのインテリアでアメニティーにも配慮されています。新生児は2021年4月より4C病棟として、NICU6床、GCU12床を新設しました。重症患児の加療は4A病棟の重患室(1床)あるいは、3階のICU病棟で救急・集中治療科と連携して行っています。
当科の特徴
小児の人口の多い練馬区にある「大学附属病院」ですので、症例の数と疾患の種類はバラエティーに富んでいます。練馬区内の日大練馬光が丘病院の閉院や、東京の城北・城西地区の機関病院である都立清瀬小児病院が閉院し、府中の東京都立小児総合医療センターに引き継がれているので、益々その傾向は進むと想定されます。小児科医は16名で若手でも卒後すぐに、十分な医療が行える環境が整っています。一般小児診療に加えて、「神経」「内分泌」「腎臓」「血液」「夜尿」「消化器」「感染症」「アレルギー」の専門外来に力を入れています。
1)大友教授は、順天堂大学小児科の腎臓班の長で、埼玉県立小児医療センター腎臓科が前任地でした。急性血液浄化療法・腹膜透析療法・経皮腎生検の経験が豊富です。練馬区医師会の学校検尿班会議のメンバーで、検尿異常者のほぼ全例のフォローを行っています。
2)寒竹先任准教授は、これまで順天堂大学附属浦安病院の新生児センターの開設と順天堂大学附属静岡病院の新生児センターの拡充を統率し、2021年4月に当院の新生児センターを立ち上げました。退院後の発達のフォローを岩崎友弘医師と行っています。
順天堂大学は、日本で初めて小児外科講座を開設した大学であり、当院は附属病院としては唯一小児外科を開設しました。浦尾正彦科長(教授)との連携は緊密であり、腸重積症、急性虫垂炎といった重要な救急疾患の診断と適格な治療は大きなセールスポイントです。
練馬区医師会の小児1次救急診療(夜間こどもクリニック)への支援に加えて、石神井・大泉・関・北・豊玉などの練馬区内の保健相談所での乳児健診・就学相談などに多くの医師派遣も行っています。
取得できる資格
日本小児科学会・専門医日本小児神経学会・専門医PALS(小児救急)のProvider