練馬病院からのお知らせ
2021.11.26(金)

お知らせ

「おしゃべり病理医のMEdit Lab」が経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に2年連続で採択されました!

当院の病理診断科 小倉 加奈子 先任准教授は、編集工学研究所と協力し、中高校生~一般向けの医学をめぐる学際的な教育コンテンツ「おしゃべり病理医のMEdit Lab」を提案し、経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に2年連続で採択されました。
今年度提案する新規教材「おしゃべり病理医のMEdit Lab –医学にまつわるココロ・カラダ・コトバワーク」は、3つのテーマに分けた対談型の動画教材で、それぞれにユニークなワークが出題される形式のものです。取り組む子ども達だけでなく、教員や保護者のみなさんも共にわくわくしながら学べる教材です。
小倉 加奈子 先任准教授よりメッセージ
“医学は医学部で学ぶ高度に専門的な学問だ”という意識が強すぎるせいか、中等教育において医学を扱う試みはほとんどありません。しかし、医療の在り方も、その土台となる医学の将来像も、社会の変化に伴って変わっていくものです。これからの時代は、医学や医療を歴史や文化など多様な視点から観察、評価し、変革していく“総合的な知の力”が必要です。
今回の教材は、外科医の手術に向けての準備、手術記事の書き方、インストラクションの方法、読書の方法、教養の深め方、情報の集め方、悩める人との対話の方法、自分自身との向き合い方など、医学のプロフェッショナルが実践している「方法」「プロセス」に着目し、そこからヒントを得ながら、学び方を学んでいく教材です。医学にとどまらず、どんな場面においても活用できる方法を体得できます。学びながら、新しい疑問や興味が湧いていく、“面白い話”と“想定外のワーク”からなり、医学に興味がない子ども達にも響く内容と構成の教材です。

〇今後の展望
本教材は、来年春、STEAMライブラリープラットフォーム上で公開となります。公開後は、全国、誰でも、どこでも活用できるプログラムとなります。また、来年度以降は、本学のアドミッションセンターの支援のもと、活用方法やワークの内容を共有できるよう、学内で教員が中高生向けのコミュニティを立ち上げるなど、高大産学連携の一環として継続していきたいと考えております。

関連情報

病理診断科 小倉加奈子 先任准教授 ー 経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー 一般公開されました | 順天堂大学医学部附属練馬病院 (juntendo.ac.jp)
戻る