放射線科

放射線科は、大きなエネルギーの放射線を用いて腫瘍を治療する「治療部門」と、小さなエネルギーの放射線装置やMRIなどを用いて画像診断をする「診断部門」からなります。各種がんの画像診断と病変に対する高精度放射線照射を得意とし、東京都がん診療連携拠点病院の一翼を担っています。当科は、PET-CT、SPECT-CT、CT（320列と80列）、MRI ３台（3T 1台、1.5T 2台）、血管造影装置 ２台、高精度放射線治療装置など最新鋭の医療機器を備えており、５名の放射線科医師と２３名の放射線技師、５名の看護師がチームで協力し合いながら、質の高い画像診断と放射線治療を行っています。
放射線治療は各種の悪性疾患を治療しております。対象疾患として多いのは肺がん、消化器がん、最近の傾向として乳がん患者さんと前立腺がんをはじめとした泌尿器がんの症例が増えています。当院の治療装置は2021年3月から最新式の治療装置が導入され、ピンポイント照射、強度変調放射線治療、画像で毎回治療部位を確認しながら照射する画像誘導照射などを駆使し正常組織の侵襲を極力おさえた高精度な治療を行っております。
診断部門は中枢神経系と胸腹部の診断を得意としており、「頭の先からつま先まで」全身の検査が可能です。今年度は、透視、一般撮影、CT,MRIと機器を最新鋭のものに更新し、高画質・低被ばくを実現しております。