麻酔科・ペインクリニック

診療実績

当院では月に平均600例の手術が行われており、その内約300例を当科管理で行っています。外科系診療科として、一般外科、整形外科、脳外科、産婦人科、小児外科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、呼吸器外科症例があり（2021年7月より心臓血管外科が加わります）、二次救急症例も数多く行われています。

ペインクリニックに関しては、完全紹介予約制（月・水・金・土）という形で外来診療を行っています。月平均外来患者数は670例で、1日平均60～70例の神経ブロック治療を行っています。また、ペインクリニック担当の田邉が中心となって院内の緩和ケア活動も行っています。

2016年より無痛分娩管理を行っています。徐々に症例が増えており、2020年は207例（全分娩数の%）でした。また現在はほぼ24時間対応という形で行っています。

取得できる資格

当院は日本麻酔科学会認定施設となっており、学会入会後2年で認定医が取得可能です。また、日本麻酔科学会専門医制度における研修基幹病院である順天堂本院の関連施設となっております。順天堂本院を中心に、当院や静岡病院・浦安病院の研修を経て、4年で専門医取得資格が得られます。

後期臨床研修医・医局員募集

上記の日本麻酔科学会の専門医制度取得コースを希望されない場合（認定医取得後、他科に入局予定、あるいは他科入局中で麻酔手技の再習得の為の研修等）でも後期研修医（助手扱い）として入職ができます。
当院で研修を行った場合、手術麻酔管理として月に40～50例という麻酔科医としては十分豊富な症例数を経験することができます。また当科は術後鎮痛を積極的に行っており、硬膜外鎮痛の他、持続神経ブロック法などを取り入れていますので、色々な手技の習得が可能です。ペインクリニック部門では外来診療と手術室における透視下神経ブロック症例、緩和ケアを経験できます。産科麻酔部門では専門の指導者のもと、帝王切開時や無痛分娩時の麻酔を経験できます。また、電子カルテ・電子麻酔チャートシステムにより、無駄が少なく効率的な仕事ができることも当院の特長です。「とにかくより多くの臨床経験を積みたい」という方にはぴったりの充実した研修ができるのではと思っています。