血液内科

診療実績

血液疾患を専門として診る血液内科を標榜する総合病院は決して多くなく、練馬近隣においても需要の高い状況が続いていきます。さらに、2021年4年からは新たに無菌病棟がオープンし、より安全に血液疾患患者さんの入院加療が可能となることから、当院の血液内科が今まで以上に地域の血液疾患医療に貢献できると考えています。
R2血内外来
R2血内入院

臨床研究

  1. 網羅的遺伝子解析を用いた骨髄増殖性腫瘍の病態解明と診断治療法の開発
  2. チロシンキナーゼ阻害剤使用慢性骨髄性白血病患者における効果と安全性の後方視的解析
  3. 自己免疫性溶血性貧血患者の血中ST2赤血球結合IgGサブクラスの定量
  4. 急性骨髄性白血病における予後規定因子となる遺伝子変異の探索
  5. 分子遺伝子的完全寛解(CMR)に到達した慢性期慢性骨髄性白血病(CML-CP)
    患者を対象としたダサチニブ(DS)切り替え・中止後の安全性と有効性を検討する 多施
  6. 造血器腫瘍患者およびその多発家系の遺伝子解析研究

お問い合わせ

それぞれの研究に関して、ご不明な点などございましたら、担当医までお申し出ください。

取得できる資格

当院を含む順天堂大学付属病院および研修認定施設での研修を通して、総合内科認定医の受験資格を得ることが出来ます。また、当科は日本血液学会から認定を受けた血液研修施設のため、血液内科専門医取得も可能です。

後期臨床研修医・2年目初期臨床研修医募集に向けてメッセージ

当科の内科では、内科診療教育体制の一環として、毎週月曜日朝8時から各内科の症例を提示してカンファレンスを行なっており、内科の医師および研修医・学生が参加しています。また、内科の連携を生かせる複数科(血液、腎臓、膠原病、糖尿病・代謝、呼吸器など)が所属する病棟があり、横断的に内科疾患を診療することが出来るため、血液疾患に合併する重症感染症・多臓器不全を連携を生かして診断治療を行っています。血液疾患の形態学的診断については、月1回血液内科医、病理医、臨床検査技師、研修医での病理カンファレンスを行い、診断技術のブラッシュアップをしています(写真)。また、入院患者さんに関しては毎週タ職種カンファレンス(医師、病棟看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、臨床心理士、入退院支援室、医療福祉相談室)を行い、血液疾患のみならず患者さんを全人的に診られる医師の育成を目指しています。内科全般を理解し、かつ無菌病棟での血液内科の専門性の高い実践的な臨床研修を希望する医師をお待ちしています。
血液後期臨床研修医・2年目初期臨床研修医募集に向けてメッセージ