出産をご希望の方へ

当院の分娩方針について

当院の産婦人科医師は、外来、分娩は当番制になっているため、病棟での担当が異なる場合があります。当院では、チームで皆さまの情報を共有しているため、どの医師が関わっても同じ医療が受けられますので、ご安心ください。
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経腟分娩について
より自然で、かつ安全な出産を目指し、妊婦さん、家族にとっての満足のいく出産を目指しています。経腟分娩の基本は自然分娩です。自然な陣痛が来るのを待って、自然な陣痛の流れに沿って、お産まで進みます。
37週0日から41週6日までが、正期産の範囲です。分娩予定日から2週間以上過ぎると、結果的にあまりいいお産にならないことがわかっています。このため、私たちは41週に入ったら、計画的に陣痛誘発を行うことを考慮します。
無痛分娩について
2016年より、順天堂大学練馬病院では産婦人科・助産師と麻酔科が協力して、無痛分娩を開始いたしました。2021年現在では麻酔科スタッフ9~10名が交代で担当しておりますので、計画分娩にする必要が少なくなり、自然陣発で入院し無痛分娩を受ける妊婦さんも増えてきました。順天堂医院は現在日本の産科麻酔、特に無痛分娩のリーディングホスピタルであり、当院の無痛分娩も順天堂医院の産科麻酔研修を修了した麻酔科医が中心となって行われております。

無痛分娩をお考えの患者さんへ
産婦人科外来内に周産期麻酔外来を開設しております。当院で分娩予定があり、無痛分娩希望の方、興味のある方は産婦人科スタッフを通して周産期麻酔外来をご予約ください。詳細は、こちらのページをご確認ください。
陣痛誘発・陣痛促進について
陣痛誘発・促進に使用する薬剤(オキシトシン・プロスタグランディン)は、本来母体の体内から分泌される子宮頸管を軟化させて頂き、子宮収縮を促す物質を体外から薬剤の形で補うもので、不自然な薬品を使用するわけではありません。したがって、薬剤の副作用として胎児に悪影響を及ぼすことはありません。しかし、投与量の過剰によって陣痛が強くなりすぎた場合などに、母体・胎児に悪影響を及ぼすことになりますので、安全な投与量を守るとともに、投与中は持続的な陣痛・胎児心拍のモニターを実施しています。以下のような場合に、陣痛誘発・促進を行います。陣痛誘発:陣痛がない状態から、薬剤を使用して陣痛をおこします。
  • 破水が起こってから時間を経過しても陣痛が起こらない場合
    (破水から48時間以上経過すると、胎児への感染の率が高まることがしられています)
  • 分娩予定日から1週間以上を経過した場合
    (過期産(42週以降)では、胎盤機能の低下のため胎児仮死による帝王切開の率が高まります)
  • 母体に比べて胎児が大きく育ちすぎた場合や、母体合併症の悪化など、
    早期の分娩が望ましいと医師が判断した場合
⇒事前に頸管拡張の処置を行う場合があります
陣痛促進:順調な分娩進行のためには有効な陣痛が必要です
  • 微弱陣痛で、分娩の進行が停滞したまま時間を経過している場合
帝王切開について
帝王切開には選択的帝王切開と緊急帝王切開とがあります。選択的帝王切開には骨盤位(逆子)、児頭骨盤不均衡、前置胎盤などさまざまな理由で帝王切開は行われますが、その時期は分娩予定日から約2週間前とします。これは、胎児が十分に成熟していて、かつ陣痛が起こる可能性が低い時期という理由によります。当院では原則として下腹部横切開で行っています。手術の前日に入院し、術後約1週間で退院します。麻酔は麻酔科が担当し、腰椎麻酔を原則としています。詳しくは手術前日に麻酔科医師より説明いたします。緊急帝王切開は、分娩前・分娩中のいずれにもありえます。この場合にも同様の方法で行いますが、状況によって麻酔方法や切開方法が変わることがあります。※術後2日目までは2人床(又は個室)となります。

過去に帝王切開をされた方は子宮破裂の予見が困難なため帝王切開となります。前回帝王切開の理由が骨盤位(逆子)や双胎(双子)、胎児機能不全であった場合、今回の分娩を経腟分娩で行うという選択肢もあります。当院では、幅広い患者さんのご要望に応えるため、条件を満たせば帝王切開後経腟分娩(TOLAC)を実施しています。当院以外で帝王切開された患者さんは、前回分娩された施設から
  • どうして帝王切開になったのか(帝王切開の適応)
  • 帝王切開の際に子宮のどの部分を切開したのか(子宮下部横切開かどうか)
の2点が確認できる紹介状をもらって当院産科外来を受診してください。

ナチュラルバースルームの案内

Natural Birth Room
2012年より院内助産システムである「natural birth room」を開設しました。
当院では妊娠経過が順調な方は、出産時に医師が立ち会うことなく助産師とともに自然なお産を行うことができる~Natural Birth Room~作りをしています。~Natural Birth Room~は助産院とは違い大学病院の機能を活かして、お産の経過に異常が生じた場合、速やかに医師と連携をし、母子ともに安全にお産を進めることができます。
生む力、生まれる力を最大限引き出せるように、助産師があなたらしさを大切にしながら産婦さんとご家族に寄り添います。

分娩費用概算

<分娩費用概算例>
※下記概算費用は時間内・予定入院の場合であり、緊急入院等の場合は、内容により追加費用が発生することがあります。
※出産育児一時金の直接支払制度を利用した場合、50万円を引いた金額をお支払いいただきます。
 
【経腟分娩(自費金額)】
5日入院 約75万円~(室料差額別途)
     (※出産育児一時金(50万円)を利用して、自己負担額は約25万円程度となります。)
 
【帝王切開(一部保険適用)】
6日入院 約55万円~(室料差額別途)
     (※出産育児一時金(50万円)を利用して、自己負担額は約5万円程度となります。)
 
 
※特別療養環境室にご入院された場合は、別途室料差額(特別療養環境室料)をご負担いただきます。
※ご入院・ご退院の日は、その時間にかかわらず1日分の特別療養環境室料(室料差額)を計算します。(例:4泊5日は5日分の料金)
※重症者・感染症患者の入室状況により、ご希望のお部屋に入れない場合があります。
 
<特別療養環境室料(室料差額)(税込)1日分>
室名
等級
特別療養環境室料
(税込)
設備
個室
A
26,400円
シャワー、トイレ、冷蔵庫、テレビ、洗面台、電動ベッド、ソファー、花台
2人室

11,000円
間仕切り家具(冷蔵庫(有料)、テレビ)、電動ベッド
4人室
A
4,510円
間仕切り家具(冷蔵庫(有料)、テレビ)、電動ベッド
4人室
B
0円
冷蔵庫(有料)、テレビ(有料)、電動ベッド