化学療法室

がんの治療に占める化学療法(抗がん剤を用いる薬物治療)の役割は近年増しています。特に外来で通院しながら抗がん剤の薬物治療を受ける患者さん数が増えています。当センターでは、安全面を重視した(医師・看護師・薬剤師のチーム医療)、また患者さんに快適に化学療法を受けていただける化学療法室を整え、安全面に配慮した快適な環境で、化学療法を受けていただいています。化学療法室は2020年1月に3号館地下1階に移転しました。専任の看護師・薬剤師をそろえ、20床(リクライニングチェアー19脚、ベッド1床)を有し、電子カルテを用いた運用を行っています。治療件数は、開院以来増加しており、月約400人の外来化学療法を行っています。今後も最良のサービスを提供できる化学療法室となるよう職員一同努めてまいります。
化学療法室入り口 2020
化学療法室 2020

室長あいさつ

がん治療の大きな柱は手術、放射線治療、薬物治療であり、これを上手に組み合わせて、患者さんの治癒率を上げ、生存期間を延長することが第一の目標であります。特に薬物療法は近年新しい抗がん剤の開発・導入が進み、がん治療の中で大きな比重を占めるようになってきました。これまでがんに対する薬物治療は主に化学療法(抗がん剤治療)であり、強い副作用の対応や患者さんとご家族の不安、負担の軽減を考慮して入院して治療することが多くありました。しかし医学の進歩により、副作用の少ない抗がん剤の開発・導入、さらに副作用を軽減する薬剤の飛躍的な進歩などにより、多くの患者さんが外来で治療を安全に受けられるようになりました。ここ化学療法室では、患者さんが安心して治療に専念できるように、スタッフとともに皆さまをサポートいたします。気になること、困ったことがございましたら、いつでもお気軽にお声をかけてください。
koyama

外来化学療法室をご利用の患者さんへ

化学療法室は予約制となっています。治療当日の流れは以下の通りです。
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診察の流れ

よくあるご質問

ベッドについて

リクライニングシートのベットになります。ミニテーブル、テレビ等が設置されています。
*テレビをご利用される方は、イヤホンをご持参ください。

飲食について

化学療法室では、匂いの強いものは避けていただければ、飲食はできます。

付き添いについて

スペースは狭くなりますが、付き添いの方も化学療法室内で一緒に過ごしていただくことはできます。

服装について

腕がまくれるものであれば、ご自由で構いません。ポートの方は、前開きのものだと点滴をスムーズに入れられます。

生活の留意点について

化学療法室でも、副作用や生活上の留意点などを説明させていただきます。お気軽にご質問ください。

携帯電話について

マナーモードに設定し、通話はご遠慮ください。

入浴について

化学療法施行後、当日の入浴も問題ありません。ポートの方は、終了後5~6時間経ってから入浴してください。

持ち物について

新聞、本、音楽プレーヤー等の持ち込みはできます。ご自由にお過ごしください。テレビも設置してあります。
*テレビをご利用される方は、イヤホンをご持参ください。

お問い合わせ・連絡先

順天堂大学医学部附属練馬病院

03-5923-3111(代表)

受診相談、体調不良時など
平日:9:00~16:00、土曜日:9:00~13:00 ⇒ 各科外来
上記以外の時間帯・第2土曜日・日曜祝日・年末年始(12/29~1/3)・創立記念日(5/15)⇒ 救急外来

化学療法、日常生活についての質問など
平 日:9:00~16:00  ⇒ 化学療法室
土曜日:9:00~12:00  ⇒ 化学療法室
化学療法施行により、感染しやすい状態になっています。
来院時・治療中はマスクを着用し、感染予防をしましょう。